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食文化の違い(日本とアメリカ)

山茶花が咲き始めました。明るいピンクの花が冬のキリっとした空気に映えて素敵です。      冬は風邪をひきやすい季節ですが、日本では病気の時に食べる物の定番といえば「おかゆ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

所変わってアメリカでは、病気の時の定番食と言えば、チキンスープ。レシピは各家庭によって違うようで、私のアメリカの友人たちにチキンスープの作り方を聞くと、鶏肉と野菜を煮込んだり、鶏肉のスープに短いパスタのような麺を入れたりと、様々です。鶏肉も細切れを使う人もいれば骨付きを煮込むなど、それぞれ。アメリカ留学時代に体調を崩して、友人からこのチキンスープの話を聞いた時は、「体が弱ってる時でも肉を食べられるって、アメリカ人すごいな…」というのが率直な感想でした。

先月、何年かぶりに大風邪をひいて1週間ほど寝込みました。何日かおかゆを食べていたのですが、ふとチキンスープの話を思い出して家族に作ってもらいました。レシピは適当で、骨付きの鶏肉と生姜と消化に良さそうな大根を軟らかくなるまで煮込みました。すごく弱っていたので、肉は食べられなかったのですが、骨付き肉からでた出汁のスープだけすすっていると、じんわり体に栄養が染みわたるようで、元気がでました。

病人用におかゆを作る時は、元気な家族用の普通の硬さのご飯とは別に作らなければいけませんが、チキンスープの場合は、元気な家族は普通のスープとして肉やその他の具も食べて、食欲のない病人は具無しの汁だけを飲む、ということもできるので、作る人の手間も増えません。(余ったら翌日 カレーなどに転用もできます。)           

チキンスープ、我が家の病気の際の養生レシピとしても定番化しそうです。